中央協同組合学園校友会

交流のひろば

アクションこそ活力! 小関峰夫(短大1期)

小関峰夫
小関峰夫  短大1期卒 東京支部・福島県出身

 世田谷区から練馬区へ引越し35年になりますが、現役当時(全農)は、地元広報紙など見向きもせず、地域住民との話し合うこともせず、何と練馬は排他的で田舎の印象が強かったのですが、外ならぬ自分自身が反省しなければならないと早く気付いた事が今日の地元の人たちとの交流に役立っているものと思います。

 現在の練馬区民は70万人を越し、なおも増加傾向にあります。老齢化現象は否めませんが、内15万7千人は高齢者で占め、シルバー世帯が増えています。

 シルバー人材センター加入状況は、4千人程度で団塊の世帯の加入は予測された程度ではない。男性70%、女性30%の割合ですが、就業率は男性よりも女性進出が旺盛ななかで、現在、私は、レセプトチェック・整理事務が主体です。月曜~金曜、昼の部で、より早く・より正確さを求められ、A班・B班体制で就業していますが、何よりも人間関係が肝要かも・・・。

 異業種出身者の集合体のため、意外にも農業関連の理解は浅く、時には痛烈な批判を浴びることもありますが、常日頃、「地上」や全農の情報誌「全農ウイークリー」等大変役に立っております。

 先週、中野区本町の東京都練馬生協本部を訪ね、帰り間際、通り向かい正面に「松田米穀店」の看板"おいしいお米パールライス"を目前にし、懐かしく普及推進当時の思い出が募るばかりでした。

 当時、米穀の系統集荷シェアは圧倒的ですが、系統食糧販売シェアは、9.7%台にあり、「水晶米」ブランドシェアーに立ち向かい「系統の精米ブランド統一促進」とシェア30%目標確保に傾注した当時の数多くの仲間が偲ばれます。

 練馬区役所以外では、夜6時以降に参加可能な日程を選び、NPO・NSN(練馬シニアネットワーク13回生)「虹の会」に入り、昨年9月に立ち上げた「石神井公園再生フォーラム」では、現在60名のメンバーとともに自然環境の保護活動に励み、東京都の補助事業を活用し、生き甲斐のひとつとしています。

 生来、蘭・山野草の育成栽培を趣味とし、関心のある方に差し上げ、新たな交流を続けています。短大時代、上北沢駅近くの「松沢教会」を訪ねる機会があった折、賀川豊彦先生に頂いた色紙『一日の労苦は一日にてたれ里、明日はあした自ら思い煩わむ』を座右の銘としながら生き甲斐としています。

 最近、虹の会の仲間から「メダカ」と「エビ」を頂き、それらの飼育で、これまで以上の元気をもらっていますが、生き物の飼育は大変難しい・・。趣味のひとつとして「書道」に楽しみ、自然に慣れ親しみながら、改めて習得することにも比較的容易に対応しています。都市の利便性と田舎の豊穣さを共に味わうことの出来る「ネリマ」にどっぷり浸ったこの頃です。